ガラス製レザースティック第2弾

はじめに

大変長らくお待たせいたしました。




昨年12月の「shinshu」のリリースから早6ヶ月。




ガラス製レザースティックの第2弾、ようやくリリースです。




少々長くなりますので、先に販売の詳細を知りたい方は、目次のジャンプ機能、またはオンラインストアにてご確認ください。




また、ガラス製レザースティックの製作のきっかけは「shinshu」の投稿からご覧ください。

テーマ

「yozakura」の由来

早速ですが、こちらが今回の作品です。






今回は「春」をテーマにした作品であり

 

yozakura 」( 夜桜 )」と命名させて頂きました。


「春」という季節を考えた時、真っ先に浮かんだのは日本の心である「桜」。





新生活をそっと彩る優しい存在。同時に、綺麗なまま散ってしまう儚さの象徴。



ありきたりな感情ですが、桜が持つ「儚さ」に惹かれその「美しさ」を春の作品で表現できたらと。



日中に見る桜のイメージとしては


「 優しい 」「 温かい 」「 始まり 」などでしょうか。


一方、私が夜に見る桜に抱くのは


「 儚い 」「 肌寒い 」「 終わり 」という感覚でした。


同じ対象でも正反対の感情を抱かせる姿。


「春」の象徴である「桜」の魅力。




その魅力を最大限に引き出しているのは『 夜桜 』ではないのか?となったわけです。



県内には夜桜の名所がいくつもありますが私は川沿いの桜が特に好きです。


松本でいえば「女鳥羽(めとば)川」ですね。



中心街を流れながら、人通りも多くないのでしんみりと桜を感じることができます。





大きなライトアップはなくとも綺麗な夜桜が拝めるスポット。





女鳥羽川に限らず、きっとあなたの地域にも近しい場所があるのではないでしょうか。



日常の中にある、ありふれた景色。



当たり前で終わらせてはもったいない。



美しいものは美しいと表現したい。



そんな個人的な解釈と思いを込めて「 yozakura 」を春の作品とさせて頂きました。




「桜」と聞いてイメージするのは「白に近い薄いピンク」ではないでしょうか。



日中の桜であれば、「空色と桜色」による繊細でさわやかな色合いになったかと思います。



しかし、今回のテーマは「夜桜」。



2色共に「深く、濃い」色にしてあるのは、少ない外灯に照らされた桜と信州の澄んだ夜空をイメージしております。



色の濃さによって印象が大きく変わってしまうため強くこだわった点でもあります。


模様


混ざり合う模様で表現したのは「桜」と「空」。



日の光が無くなり、曖昧となった境界線。



複雑に絡み合う2色のグラデーションによって、その境目の無さを表現して頂きました。



前回の「shinshu」から引き継いだ白いラインは春先でも雪が舞う「信州の春」をイメージしています。



発売日


2023年6月8日(木)12:00より販売開始


※店頭・オンラインストア共通


オンラインストアはこちらからどうぞ

販売数・価格


通常品6個 + B級品4個 = 合計10個



通常品「A~F」:¥6,600(税込)


B級品「G~J」:¥4,400(税込)



※お一人様1点のみ。


B級品について



「A~F」とは別に『色が薄い』『凹みがある』等の理由によりB級品となってしまった個体がございます。



本数は「4本」となり、それぞれに理由があるため店頭でご説明させていただきます。



なお、B級品は店頭販売のみとなります。予めご了承ください。


その他


※ 個体により色柄・形状に違いがあるため、「A~F」、「G~J」のアルファベットで振り分けしてあります。詳しくはオンラインストアまたは店頭にてご確認ください。



※工芸品につき、一つ一つに個体差があります。

※ガラス製のため、取り扱いには十分にご注意ください。



※コードバンの艶出し作業にご使用の場合は、先端に少量の「靴クリーム」つけてご使用ください。


※オンラインショップの在庫について
店舗でも販売している商品の為、タイムラグにより在庫切れとなる場合がございます。 予めご了承下さいませ。


おわりに

デザインへのこだわりに加え、生産上の諸事情により販売時期が大幅に遅れる結果となってしまいました。





楽しみにしてくださっていた皆様に重ねてお詫び申し上げます。





しかし、「shinshu」と同じかそれ以上にこだわりが詰まった今回の「yozakura」





テーマに込めた繊細な思いと、この作品作りに込めた強い思いを感じ取っていただけたら幸いです。





それではまた。



この記事を書いた人